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様々な生物種でゲノムやトランスクリプトーム等のオミックス解析が進むにつれ、遺伝子の複雑な発現産物であるシステムとして生物を調べ、その進化を理解することが可能な時代になりつつある。我々は、「どのように個々の遺伝子における突然変異が表現型の変化につながり自然選択の対象となってきたのか?」「様々な遺伝子での突然変異を通じていかに複雑なシステムが構築されてきたのか?」このような問題を集団遺伝学および分子進化学の観点から解明することを目指している。その目的にために(1)短柱花と長柱花の二種類の花型形態を支配する遺伝子と自家不和合性の遺伝子が一つの遺伝子複合体を構成するソバの異型花型自家不和合性およびソバを含むタデ科植物における生殖システムの進化、(2)脊椎動物の免疫の進化、特に魚類等の脊椎動物の適応免疫および自然免疫、(3)南極大陸の孤立およびそれに伴う周辺海域の寒冷化とともに現れてきたスズキ類ノトセニア亜目魚類の適応進化を題材に研究を行っている。