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研究室ウェブサイト: https://sites.google.com/view/innanlab
Google Scholar Citations: https://scholar.google.com/citations?user=6wnEbLsAAAAJ
進化のプロセスをDNAレベルで解析しています。例えば、二人のヒトのDNA配列を比べると、平均して約1000塩基にひとつ違いがあります。 これは、ヒトとチンパンジーとの違いのおよそ1/10-1/15に相当します。このような違いが、どのような進化モデルで説明できるかということを考えます。 特に、ダーウィンの言うような自然選択の力が、いつ、どこで(ゲノム中の)、どのように働いたか、そして、どのように現存する多様な生物種の形成に 貢献したかを、明らかにしたいと考えています。手段としては、理論、データ解析、そして、簡単な実験を用います。私自身は長い間、理論を中心に やってきたのですが、研究室としてはデータ解析や実験も取り入れていきます。対象生物は、バクテリア、酵母から、植物、動物まで広く扱っています。 この分野の若い世代のレベルアップを目標に、学生教育に力をいれます。ラボのメンバーには、自分で選んだトピックを自立して研究する姿勢を身につけて もらいます。トピック(および対象生物)の制限は、DNAの進化に関するのであれば、基本的にはありません。適応進化、遺伝子重複、遺伝子水平移動、 性の進化、集団遺伝学の理論的解析など、ラボメンバーの研究テーマは多様です。